これまでにご質問頂いたこと

※私の考えを公にするために、インタビュー形式で勝手に書かせて頂いております。更新されていくことで、膨大な量になるかもしれませんので、読まれなくて大丈夫です。

 

●住職になろうと思われたのは何故ですか?

 

(私)明確な心当たりはありませんが、まず、最初に住職を目指そうと思ったのは「お寺はこんなもんじゃない」という悔しい気持ちが根本にあるかもしれません。

 

●僧侶として生きることを決めたのは、何歳くらいのときですか?

 

住職になる前に、まずは僧侶として生きなければなりませんので、坊さん1本でいこうと決めたのは21歳くらいのときだと思います

 

 

●僧侶1本で生きていくことに悩みは無かったのですか?

 

ありました。沢山ありました。(笑)

周りの友人たちが、新卒として一般企業や行政に就職していく。初任給や福利厚生など、職種としての好きな気持ちが1番にあると思うものの、それと同じだけ社会人として大切なことは労働条件です。さらに当時は、架空年金や年金未払いなどの年金問題が長い期間、毎日のようにテレビで取り上げられていました。ですから、単に労働条件というだけでなく、それに加味して、年金の良し悪しが企業を選ぶときの最優先候補くらいになっていました。その面で考えると、僧侶はアルバイト以下の労働条件となっていても当たり前です。しかも、坊主丸儲けなんて、ありえないことも知っています。税務監査や国税の方々にお聞きいただいた方が、納得しやすいかもしれません。ですから、僧侶という役割を請け負いたい気持ちはあるものの、労働条件や年金、税のことも含めた、一社会人として考えた時には、社会人として1番大切な「安定」を捨てる覚悟が必要でした。

 

 

●ご実家のお寺は継がれないのですか?

 

今までに継ぐことを考えたことが無いので、この先も継ぎません。

 

 

●僧侶になって、どのようにして住職に至ったのですか?

 

そうですね、一言では難しく、もう1度、同じ時間を繰り返せないような経緯と言いますか、もう2度と、同じ時間を過ごしたくない過酷さでもあり、思い出すのに苦労します。

 

龍谷大学を卒業し、本願寺で読経作法を学び、その後、広島県呉市のお寺で法務をさせて頂き、大阪府大東市のお寺でも法務をさせて頂きました。それで、東大阪の副住職が半分以上の確率で決まっていた時に、本願寺から連絡が入り、蓮生寺との縁が出来、現在に至ることとなりました。

 

 

●特に、どういうところがしんどかったですか?

 

そうですね、ジャンルが違う幾つかの要因が合わさっているので、なかなか明確な部分として答えにくいのですが、そもそも、この職業の大前提として、労働条件や身分保証という現代の社会人化に遅れを取ってしまった、ということがあると思います。その、後れを取ったままの職業で、この日本社会で社会生活を営むということ。そこの部分で、この職業に関係する個人個人が請け負うエネルギーという部分では、苦労が多いかもしれません。

 

●法務の面で、苦労が多いことはございますか?

 

現代の法務に於いての2大原則は「個人情報の保護」と「時間厳守」です。探せば他の要素も出てきますが、今のところはその2つとして考えます。その上で、この日本で家族を持ち、人間らしい社会的生活を営みながら、365日24時間、この2つを守り続けることだけでも、なかなかの覚悟が必要になるかと思います。が、それよりも「足が痺れます」の方が良いですか?(笑)

足は痺れますよ。とても痺れます。大阪時代が1番ハードでしたが、1年を通してそこそこに朝から晩の法務で1日に8時間くらい正座する時があり、また、読経で声の方も4時間、お話も4時間など、とてもハードな1日を過ごしていました。それに、それを2日連続の時もあったりしながら勤めてました。するとさすがに、足が「やべ~」っていう時は、何度もありました(笑)。

 

 

■門徒様は地域によって違うのですか?

 

そうですね。今の私があるのは、これまでに約2万件ほどのお参りをさせて頂いた1件1件、お一人お一人の方々がとても温かく私を迎えてくれて、お育て頂いたからこそであります。地域制など、特に変わりは感じません。皆様、仏様を大切に、また、ご自身を大切にされる方々であります。ちなみに、蓮生寺の門徒様も素晴らしい方がとても多いです。現在の話として、小学生が登校する時に、車の往来に注意されるボランティアの活動がありますが、蓮生寺の門徒様の割合がとても多いのです。それは、門徒方々が口々に寄り合っているのではなく、皆、個々でされた結果でありますので、すごいです。その他にも、社会的にも立派な方が多いですし、蓮生寺の門徒様のレベルはとても高いなぁ。と、私自身、驚いています。

 

 

●一般の方がお坊さんになることは簡単ですか?

 

一言で言えば、通信教育などで頑張れば2年くらいで坊さんになれ、そこから1年くらいで住職になれるので、「資格を取る」というだけでは簡単です。

 

ただし、ここには落とし穴があって、坊さんになれても、そこから2年3年4年5年と、続けることが難しい。現代は特に難しくなりました。理由は明確にあるものの、書ききれないのですが、簡単に申しますと、顔や肩書だけでは通じない時代になったことが挙げられます。ですので、「私は僧侶」というだけでは、より通じない社会になってきたように思います。

 

 

●世間様からどう思われていると思いますか?

 

そうですね、地域性にもよりますが、世間様は心のどこかに「坊主丸儲け」「生臭坊主」「くれくれ坊主にゃやりとうない」「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」「三日坊主」といった、ネガティブなメガネを持ち歩いて私に接していると、私なりに気を付けています。しかし、私自身は、皆さまと全く同じだけの税金も払っていますし、優遇もされていなければ、助成もありません。日本人として、日本の社会で生きる一社会人にすぎないのですが、何をどうしようと嫌われてしまう立場であることを、子供の頃から肌身で感じていましたので、残念ながら当然という感じであるかもしれません。しかしその分、こんな私でも好いて頂く方々もいて頂いていますので、ご門徒の皆さまには、いつも助けられています。

 

 

 

 

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